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耐震診断にかかる費用

耐震診断にかかる費用は一概に決められません。その建物の坪数や個人住宅か集合住宅かによっても分かれるのです。一般の木造住宅の場合は、数万から十数万くらい、また鉄筋コンクリート造建物の耐震診断費用は建物の形状、構造、設計図書、現地調査にもよるのですが、総延べ面積に対して、1平方メートルにつき500円から2000円と多少幅があります。

その専門業者や委託機関によって多少ばらつきがあることでしょう。耐震診断はそう頻繁にする訳でもないですから、費用的には手頃かもしれません。耐震診断自体は気軽に頼むことができ、そう費用に関しては悩む程ではないと思います。

問題はその後です。耐震診断を受けて新耐震診断の基準を満たしている物件は、1981年の6月以前に建てられた古い個人宅、集合住宅ならばそう多くはありません。そのときの建築基準を満たしていれば建築の許可が下りた訳ですから、わざわざ特別に耐震性の高い住居を注文しない限り、または選ばない限り、それだけの基準をもともと持っている物件は少ないのです。

その為、ただ単に耐震診断をしてもらおうと思って頼んでみたものの、その建物の危険度や地震に対しての潜在的なリスクを考えてしまうと、実際のところは修繕や建て替えの必要を感じることになるでしょう。

それは全て見積もりを取らなければ分かりませんが、数十万で済んでしまう話でもなさそうです。もし中古物件の売買を考えているのなら、耐震診断後の耐震基準適合証明書の取得は重要な意味をもちますので、ぜひ取得しておくことをおすすめします。

耐震診断は、その建物の耐震度をはかるだけではなく、その建物の価値を決める重要な切り札にもなり得ますから、耐震診断をする際にはその後の対策をいっしょに考えていくことになります。安心、安全の住まい、仕事場のためには耐震診断にかかる費用を試算するよりも、むしろその後のことのほうが重要なのかもしれません。

建築士などに相談して、よりよい耐震基準を満たした物件に変えて行く為に、具体策を練って行く事が重要になるでしょう。しかし、最近では各都道府県などで、耐震診断費用、改修工事に対しての助成をおこなっている自治体もありますから、そうした助成を受けることによってより安く、より安全な建物にすることもできるでしょう。

出来る限り情報を集めて、改修工事までしっかりと漕ぎ着けるようにできると理想的でしょう。耐震診断は、その入り口に過ぎず、それからの道のりの方が長いのです。