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耐震ドアとは

住まいのドアに関して、地震対策をしている方はそう多くないかもしれません。地震が来たら、まず避難経路を確保する為に、ドアや窓を開ける、というのが通説になっていますが、実際のところ、本当に大きな地震が来た時にそれだけ冷静に窓やドアを開けられる方はそう多くはないと思います。

強い地震の揺れによって、立っていられない程だったり、または大きな縦揺れ、横揺れが襲い、窓が割れた、窓に近づくことがすでに危険であるような状態の時は、避難経路どころではないと思います。

しかし、そもそもなぜ地震が来たらドアや窓を開けるのか、というと、地震の揺れによってドアや窓が変形し、開かなくなる為です。押しても引いても開かない場合、窓などは割るという方法もありますが、ドアの場合は防犯も考えて、もともと頑丈にできているせいもあって、ゆがんでしまったドアを開けるというのは至難の技です。そうして格闘しているうちに付近で火の手があがったり、または地下水などが吹き出す、津波が襲うなどして逃げ遅れることはなんとしても避けたいものです。

耐震ドアは、地震に備えて、わざと隙間を空けて製造されているドアのことです。これなら多少地震によってドアと枠の部分が歪んでもドアを開けることができるでしょう。また、耐震ドアガードなどというものもあって、ストッパー部分が上下して激しい縦揺れに対応できる商品もあります。ラッチやデッドボルトが通常力で解錠可能です。

また、企業などでは、耐震丁番に付け替えることで、地震がおこっても避難経路を確保できるようになります。就業時間に大きな地震がおこったら大事な社員の命を左右するのはその会社の耐震対策に尽きます。避難経路が確保できなければ、避難はお手あげですから、真摯に対策を練っておくべきだと思います。

また、消防や警察に知らせる為のブザーや警報器機のある部屋まで、開かないドアのせいでたどり着かないケースも見られ、そうした非常警報を設備がいざという時に役にたたない危険性もあります。地震対策はむしろ基本を大事にすることです。大金をはたいたセキュリティシステムもいいですが、やはり最後はマンパワーがものをいいます。

まずはドアを耐震ドアにして臨機応変に部屋の中、または室外に出られる自由を確保することです。耐震と防犯のバランスは難しいですが、地震リスクの高まる昨今ではやむをえない選択でしょう。専門の業者に発注し、自分の自宅や事務所に、しっかり耐震対策、耐震ドアの設備を整えておきましょう。