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耐震等級3とは

耐震等級3は、耐震等級としては最大レベルで、耐震等級1のつまりは1.5以上の耐震性を誇るものです。こうしたレベル表示で0.5の違いはかなり大きいかもしれません。

地震係数でみると、瓦以外の屋根では二階部分が22一階部分が54、瓦屋根では二階部分が30一階部分が69になっています。これは1階部分で比べると、耐震等級1の2倍程になるので、どれだけ強化されるかがわかります。木造2階建ての建物ではとくに1階部分の壁が強化されないと、2階部分が倒壊して落ちてきて、下敷きになるケースが後をたたないので、柱だけではなく、梁部分の強化も非常に大事です。

より緻密な建築材の配置が求められますが、その他の特徴としては、必ずしもがちがちに強く家を造ってもまたそれもよくないのです。建物には色々な力が加わる為に、多少の柔軟性を持たせること、つまり揺れにたいして柔軟に対応するように設計する事も大事なのです。

おもちゃでもなんでも硬いものはすぐ折れたり壊れたりしてもとには戻りませんが、柔らかく伸びたり縮んだりするゴムなどは壊れることはありません。木造住宅の場合は、その木の柔軟性を最大限に利用することにもなります。

鉄筋コンクリートの場合は、基礎、土台部分に揺れを吸収する設備をほどこし、建物自体の硬さをうまくコントロールしています。その為、高層ビルでも過度に恐れる必要はありませんが建てるほうとしては、やはりその分コストがかかりますのでなかなか悩ましいところです。

しかし、さきの東日本大震災でも高層ビルは非常に揺れましたが、倒壊はゼロで、それでも日本の建築技術の素晴らしさを証明する形になりましたね。しかし、最近は超高層ビルを揺らす長周期地震動などの研究が進んでいるので、より建物を揺れにくくするような設計が高層ビルなどに求められています。

高層ビルが想定以上に長く揺れ続けると、倒壊しないまでも建物の中が揺れすぎて書類や備品の整理が大変ということになりますから、安全性もそうですがより揺れずに建物の安定性も確保したいところです。

高層ビルではかなりの揺れがあって、気分を悪くする方がかなりいたようなので、耐震性と快適さを両立するようなシステム、計算法ができるといいでしょう。

土地の狭い日本では建物を上に伸ばすか、地下に置くか、山や郊外に移転するしか方法はないのです。昔からある民家でも集合住宅を建てる事になったら、土地を地上げされて、その後郊外に移転するほかないでしょう。土地の有効利用と耐震は日本の建築物の永遠のテーマです。