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耐震構造は揺れるか?

耐震構造は、建て付けをしっかりする構造です。もちろん免震構造などにくらべたらずっと揺れる筈です。地震の揺れがダイレクトに建物にかかってくる構造なので、当たり前と言ってはそうですが、その建物の材質や構造によっても揺れ方が違います。

比較的木造の建物は引っぱり、圧縮、そしてせん断の力に強いと言われています。それはなぜかと言えば、構造の比較で言うと、木材の場合は、引っぱりや圧縮に耐える力が強いという事です。

建物にかかる地震力は比較的吸収されやすいと言います。これは鉄鋼、そしてコンクリートに比べるとかなりの差があります。木の家は夏涼しく、冬に暖かく、そして湿度が多ければ木が吸収し、そして乾燥すれば湿度を保持して、環境を整えてくれるといいます。

木の家が日本の伝統のなかで育ってきたのは、その地理的条件や気候に合っていたためと考えられます。そして耐震構造の上では、揺れはあるけれども、木はしなるので、その部分で倒壊を防ぐ事が出来るというメリットがあります。

もちろん免震技術や制振技術に比べて揺れはあります。でもそれはきちんと別の形で吸収されるのです。そして集合住宅の場合は大きな地震が起こっても、全壊するなどの被害は木造住宅よりは少なかったと言います。

それはなぜかというと、やはり木造住宅で、新耐震基準に満たないものが多かった事と、マンションなどのほうが、柱や梁が太く頑丈に出来ており、倒壊やヒビは入っても全壊は免れたということです。もちろん屋内のダメージは転倒やものの破損などのダメージがあったことでしょうが、それでも全壊したマンションが少なかった、特に新耐震基準で建てられていたマンションは被害が少なかった事が、その耐震構造の確かさを物語っています。

耐震構造は地震に対して建物の耐力で踏ん張る必要があるので、やはり揺れは激しくなります。地震の震動がそのまま伝わるために、部屋の中の耐震がより重要になってくるのです。棚や家具、家電などが落ちない様にしっかり留めておく事が必要です。

免震などに比べると揺れが激しいので、転倒した家具の下敷きになったり、物が落ちてきて怪我をする、ガラスが割れて切り傷をつくるといったことがないように、普段からの注意が必要です。

マンション住まいの方は、とくに家具の据え付けをしっかりとしておきましょう。いざという時に怪我をしないで済みます。それはもちろん、一戸建ての方にも当てはまる事だと思います。