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耐震構造の種類

耐震構造のチェックは一戸建てとマンションなどで差があります。一戸建ての場合は、簡易検査と精密検査、そしてマンションなどの集合住宅の場合は一次診断から三次診断までです。

そして地震に強い建物の構造は3種類あり、耐震構造、そして免震構造、制震構造になります。耐震構造はもっともポピュラーで比較的背の低いマンションやビル、一戸建てに見られます。耐震構造の基本は、柱、そして梁を太く頑丈に作ることです。建物自体を強く、頑丈につくり地震によるエネルギーに負けない建物になっています。

その分地震の揺れがダイレクトにやってきますので、地震動をそのまま感じます。部屋のなかは良く揺れますので、家具や家電などの転倒落下が沢山見られます。耐震設備や耐震グッズの備え付けが必要になります。

その半面、免震構造というのは、1980年代からでてきた新しい方法で、免震構造は、建物の基礎部分に積層ゴムなどを設置して、そこで地震のエネルギーを大幅にカットします。免震構造の場合は、壊れず、そして揺れも少ない、という構造になっています。免震構造なら、建物の揺れが通常の揺れの3分の1から5分の1になると言われ家具などの転倒もすくなく比較的室内は安全とされています。

建物や家具のダメージも耐震構造よりは少ないようですから、最近では高層マンション、高層オフィスビル、そして超高層マンションはこの免震構造を使っている事が多いようです。一軒家でもこのシステムを導入することができます。

最後に制震構造ですが、じつは制震構造といいながら、あまり地震には効果をもたらす事が少ないと言われています。というのも、エネルギーを吸収するダンパーがついていて、一見地震に良さそうに見えますし、たしかに地震エネルギーを吸収するのですが、高層鉄筋コンクリートなどには各階にダンパーを設置し、おもに風揺れなどを防止するようです。

しかしながら、直接地震のエネルギーを吸収することはなく、地震時には大きく揺れることが分かっています。ですから、家具や設備配管などが転倒、破損することがあり、免震構造のように地震の揺れを少なくする効果はありません。

耐震設備にもいろいろありますが、なるべく自分が安心できる方法の設備を備え付けている建物を選び、そして適切な地震対策、揺れ対策をするべきだと思います。各耐震構造の特徴を良く知り、自分の住まいにはどの構造が欲しいのか、良く考えてみましょう。