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耐震のクラスとは

もし、耐震補強を行なう場合は、建物の目的に応じて耐震性能の耐震クラスという値をチェックしないといけません。この耐震クラスというのは一体なにかというと、建築基準法が定めた基準によれば、中規模、小規模の地震についてはまったく被害がないこと、また震度5から6などのやや強い地震に関してはやや被害がでるものの、軽いもの、多少の亀裂や小破で済んでしまうもの、そして大地震にカテゴライズされる震度6強から7レベルの地震では建物は決して倒壊することなく、人命にはまったく影響しないことが求められています。耐震クラスというのは、Aの1.5レベル、 Bの1.25レベル、そしてCの1.0になっていますが、最初の説明はCレベルの質問です。Bレベル、Aレベルになる毎によりその耐震レベルは高まり、Aレベルになると、震度6強から7のレベルで軽微な影響がでる程度に抑えなければいけません。

そうなるとかなりの耐震レベルが求められていることに気付くでしょう。実際のところ、それだけの耐震クラスが必要とされるのは、学校や病院、庁舎など、公共性が高く、しかも大地震の際にはとくに必要となる機関です。耐震補強を行なう場合には耐震クラスを鑑みてそれよりも多少高めに設定します。クラスAは制震補強や免震補強などもするケースがほとんどです。

地震に対する耐性をあげるには、より耐震壁の補強、そして鉄骨のブレースを用いる、クロスウオールを利用する方法があります。また、変形性能を補強するには炭素繊維を柱に、また鉄板などでより断面を強くすることもできます。これらのことを組み合わせてしっかりと耐震補強を行なっていきます。民間の住宅とは違い、こうした公共の施設の機能は震災のときこそ守られなければなりませんから、とくに耐震クラスAくらいのレベルは求められることになります。

耐震性能をしっかりと強化して耐震のクラスをあげれば大地震がおこったときでも建物には影響がでないので、その地震によって避難してきた方の避難場所にもなります。避難所が壊れやすければまったくお話になりませんよね。その為にも高いクラスレベルは保たれなければいけないのです。

ごくごく普通の民家であれば、Cレベルでも良い方かもしれません。自分の自宅はどれくらいのレベルにあるでしょうか。もし心配になったら、耐震チェックなどをして、自宅の地震耐性について調べてみるのも有効でしょう。備えあれば、憂いなしです。