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耐震のデメリット

地震が頻繁に起こる日本では、建物の耐震対策は欠かせないものです。その為に行政、そして企業でも、個人でも耐震対策を施していることは周知の事実です。地震対策にかけるコストは、もしかしたら日本が世界一かもしれません。それだけ地震の研究がすすんでいるし、しかも耐震に対する基準もかなり厳しいところがあります。

そうなると、地震をあまり気にかけなくてもよい国に比べるとそれだけ余計なコストがかかるということです。建物だけではなく、もし実際に地震や災害が起こった時の被害総額は大変なものがありますし、それを保障する保険会社などは大打撃を受けるでしょう。そのリスク回避の為に、保険会社がまた保険をかけていることもあるようです。

また、耐震対策の為にドアや窓枠に余裕を持たせると何がおこるか、そう、空き巣や泥棒に狙われやすくなってしまうのです。避難経路を確保するのに枠がずれてもゆがんでもドアや窓が開くようにしてあることが、逆に侵入のスペースをうんでしまいます。

またそれ以上に耐震ガラスは割れても怪我をしにくくなるので、侵入する側にしてみれば好都合です。ガラスを割っても安全だからです。そうした耐震の為にせっかく導入した設備が他の災難を呼び込んでしまうことがあります。実際に防犯ドアを狙った犯罪がここのところ急増しているようです。

犯罪が増えれば何らかの対策がでてきますから、次世代の耐震ドアなどの開発が待たれますね。扉の枠、窓の枠が歪んでも、内側からは開くけれど、外側からは開けられないとか、安全と安心を両立できるようなものができると良いですね。

また、地震のために例えば、住宅に特別な処置を施した場合、制震住宅で追加工事費は50万円から100万、免震住宅で1坪あたり10万くらいの代金がかかるそうで、簡単には耐震住宅は建てられません。地震を考慮した建物作りというものはやはりそれだけお金がかかります。一つの民家だけでもそうなのですから、それが病院、学校、企業、そしてオフィスの沢山入るオフィスビルになったら莫大な費用がかかることは予想がつきます。

またそういった耐震性に富んだ建物の技術を開発するため、莫大な試験研究費がかかることは間違いありません。とにかく、耐震設備はお金がかかるし、その設備を維持するだけでも大変なのです。企業のほうでは防災訓練の徹底や、色々な意味で災害時のマニュアル作成をしなければならないし、やることは山の様にあるし、しかもそれがいつ起こるのか、予想がつかない恐ろしさがあります。