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耐震性能とは

耐震性能とは、建物において、地震がおこったときにかかる圧力、力をどれだけ減らすことができるかという性能を推し量れる目安です。建物は、そこに建っているだけで荷重がかかっているものです。建物の縦方面にかかる力、それを鉛直荷重といいます。

建物が建っていることでかかる固定荷重、それが積み重なることによる積載荷重、また、雪が屋根に積もったりすれば、積雪荷重がそこに加わります。積雪や本の積み過ぎなどで床が抜けたり家が壊れたりするのは、この力によるものです。また、この力の他に、地震や台風などによって横方面からかかってくる力、これを水平荷重といいます。その上から、横からの力に耐えうるだけの耐震性能を備えた建物がこれからはクローズアップされることになるでしょう。

実際に、建物にかかる力をやわらげるには引っぱり、圧縮、せん断のリスクをいかに減らすかにかかっています。建物の重量が軽いとそれだけ揺れに対して柔軟なため、倒壊の危険を避けることができます。鉄鋼やコンクリートよりも木材の方が地震の力を吸収する事ができるのはこのためです。しかし、軟弱な立て付けではいくら揺れを吸収した方がいいといってもそのまま崩れ落ちる可能性もありますから、木造建築の場合には梁、そして柱を太くして1つ1つにかかってくる力を分散することができます。

耐震性能をより強化するポイントについては、まず横からの力に抵抗するために、耐力壁を設けることです。これは柱と柱の間に筋かいを入れることによって、地震のときにかかる水平力を抑えるためにする処置です。また、建物は全てバランスによって成り立っているものですから、バランスの悪い配置は力が加わった時にねじれや変形をうみます。

そしてその横からの力を支えるために縦の部分との接合は金物などでしっかりと止める事が大事です。また、自宅の地盤を調べて、どれだけの強さがあるのか、もとはどのような土地だったのかを調べ、適切な対策を練ることも大事でしょう。そして、地盤調査の上で、ベタ基礎にするのか、布基礎にするのかを決めましょう。ベタ基礎のほうが弱い地盤や荷重にたいする耐性が強いといいます。

耐震性能の基準については、2000年、平成12年に見直しが行なわれ、耐性性能が改正されて、より強化の方向に向かっています。今後の不動産の重要ポイントである耐震性能は、木造住宅だけではなくて、マンション、アパート、そしてオフィスビルに新耐震基準が設けられ、その基準を満たす物件が好調のようです。建築基準法では震度6でも倒壊しない建物という条件がありますが、震災をへて、より建物の強度を強化、補修工事を施して売り出されている、また借り手を募っている物件もあるということです。